読書の夏

他の方のリストを利用して

新しい本を開拓したり、読んだ事がない分野の本が気になったりで、本当に楽しめる企画に当たって良かったなと感謝です。

恩田陸さんや畠中恵さんがそうなんですが、図書館でタイトルを見ても借りようとは思わなかったと思うのに、他の人の感想やリストで見ると読んでみようと思うのがとっても不思議。少し受け入れようとする気持ちが出てきているんでしょうか。それが人間関係にも出てくるともっと大人になれるのかなと思ったりもしています。

図書館の予約をする時に他の方のところに遊びに行って、新しい本を読んでないかなーと見に行くのも楽しみの一つ。お互いに楽しく読書ができるといいですねnote

今日で終了

期限を9月20日と設定したので、今日で終了です。今日、再読であげていたものを読もうかなと思ったんですが、数えてみたらちょうど40冊(上下巻ものも1冊としてカウント)だったので、きりよく終わらせようかなと思います。リスト外も合わせるともうちょっといくのかな。楽しい時間を参加している皆さんと共有できたようで、いい経験をさせていただきました。読書の幅も広がって、今後の楽しみがますます増えたこともうれしい限りです。企画された永野さんにも感謝です。ありがとうございましたhappy02

最後にお勧めの一冊をということでしたが、リストを見直してみて、とても悩みました。感想でも書いているんですが、おもしろかった本は私にとって全てがお勧めなので、趣味が合う方はぜひ読んでみてほしいと思っています。今回、その中であえてお勧めとしてあげるのが坂木 司さんの「ホテル・ジューシー」です。

この本を読んでいて、私としては珍しく沖縄に行きたいと心が動いたんですよね(その前に爆笑!沖縄移住計画を読んでいたからかもしれませんが)。映像を見て、これが美味しそうだから行ってみたいなと思っても、フィクションの文章を読んでというのは初めての経験でした。そういう意味で沖縄の空気を運んでもらったのかなと思い、皆さんにも経験してもらえればと思っています。

今回の読書の夏の企画をきっかけに初めて読む事になった作家さんが何人もいます。好みに合う、合わないもあり、全部が楽しい読書になったというわけではありませんが、世界が広がったなーと思います。これを機会に、読書記録という形で今後も読んだ本を紹介していきたいと考えています。

パパとムスメの7日間

去年(?)、パパとムスメの心が入れ替わってしまうドラマか映画があったと思うんですが、それの原作だと思います。

地震の時に入れ替わりが起きて、7日間という短い間にパパは重要な会議があり、ムスメは初デートが待っているという状況の中、お互いの世代の感性や懐かしい記憶などをもとに動いたら思いがけない結果が待っていたという感じでした。

キャラクター的にムスメの前半の雰囲気は好きになれなかったんですが、後半はちょっと大人になったかなと思いました。全体を通してムスメの一人称の部分は読んでいて苦しかったです。

青空の卵

引きこもり気味の探偵、鳥井と友達で人がいい坂木が身の回りで起きる事件を解決します。坂木が事件を持ち込むことが多く、鳥井は文句を言いつつも坂木のために頑張ろうとするのが見ていて微笑ましかったです。

鳥井は精神的に弱い部分があるようで、坂木への依存があると同時に坂木も鳥井への依存があるようです。原因は母親やいじめなんかがからみあっているようなので詳しくは書きませんが、続刊の2冊でいろいろと変化があるんじゃないかと思って、今から読むのが楽しみです(シリーズは終了)。

歌舞伎役者のところに贈られて来る、意図がわからない贈り物の話や視覚障害を持っている学生を尾行している双子がいるという話など、ちょっとした謎なんですが、わからないままでいるのもというような話がメインなので、気軽に読めるのが良かったです。

シャーロック・ホームズと賢者の石

ホームズに関連した、別の探偵が出てくる話なのかと思って借りたんですが、本人でした。あんまりそういうのは好きじゃない上に、話もちょっと好きな感じではなかったので、途中で挫折してしまいましたorz。残念です。

シャーロック・ホームズシリーズ自体は好きだったんですが、小学生ぐらいに読んでいて、それ以降はあまり好きじゃなかったかもしれません。江戸川乱歩を読み始め、横溝正史にずれていったので、意外と猟奇的な方向にいっていたかも。高校生か大学生ぐらいの時には御手洗シリーズが好きでしたし。

小学生の時に図書館でその手の推理小説を読みつくしてしまった私に、司書の方が昭和30年代くらいに出版されていた推理小説を道立図書館から借りてくれたことがありました。タイトルなんかは忘れてしまいましたが、同級生からびっくりされたのを今でも覚えています。

殺人現場は雲の上

スチュワーデスの早瀬英子、通称エー子と藤真美子、通称ビー子のでこぼこコンビが飛行機内や空港などに関係して起きる事件を解決する短編集です。解決するのは主にエー子で、ビー子はまぜっかえすだけという感じなんですが、楽しそうに二人で解決しています。

基本的にはコメディな感じなんですが、たまにシリアスな雰囲気が漂う時に東野さんらしい感じを受けました。特に老舗のお菓子屋さんが女性と無理心中か?と思われた事件では、ラストの妻の言葉に凄みを感じて、引き締まったような気がします。

最近、東野さんの著作を読む機会がなかったので、これを機会にいろいろ借りてみようと思っています。読書の夏の終わりも近いのが寂しいですが、読書に終わりはないので読んだら感想を書こうと思います。

For You

恋愛小説と思っていたんですが、ミステリー的な要素が隠されていて、最後は引き込まれるように読んでいました。

新聞社で働いていた叔母が亡くなり、母親代わりに育ててもらい、仕事を始めてからも仲が良かった朝美が遺品整理をしているときに叔母の日記を見つけて読み始めます。叔母から語られることがなかった、高校のときの恋愛は?というのがメインなのかと思いきや、意外な方向に話が転がっていって、最後にはどんでん返し的な気持ちでした。ラストが「年下の彼」と共通項があり、そのあたりは五十嵐さんらしい感じで私としては好感がもてました。朝美の彼氏の草壁さんがいい感じの人だなと思いながら。

仕事の合間に読んでいるので、話が叔母の高校のときの話と、朝美の仕事が同時進行になるのでそのあたりは好きじゃなかったんですが、必然性があったようなのでそれもまたよしという心境です。おもしろかったので、すべてを許せる感じです。

クローバー

島本 理生さんの恋愛小説です。今まで読んだ事がない人だったので、どうかなーと思ったんですが、おもしろかったです。

双子の姉弟の弟の恋愛がメインの話になっていました。お姉さんの方が破天荒そうでおもしろいのかなと思っていたんですが、前半の方でまとまってしまったため、弟に比重がかかっているような感じです。姉の彼氏ができた人で、そのギャップも小さいことですが気に入っています。

先のことを心配しすぎるよりも、気持ちのままに行動することも時にはいいのかなと思わせてくれるラストだったのがとっても良かったです。基本、ハッピーエンド至上主義なので。

ふたつめの月

近藤 史恵さんの「賢者は~」の続編でした。前回、いつの間にか姿を消した赤坂と散歩途中に偶然、出会い、ちょっとした事件を解決するのが基本です。前作ではフリーターだった久里子が就職したり、引きこもり気味だった弟も進学していて、成長が感じられました。

一番の変化は赤坂が拾って、久里子の家で飼うことになった犬のトモ。前作では心を開くのには時間がかかりそうな感じだったんですが、家族の一員として楽しそうにしている姿が随所にあって、一安心です。犬も大好きなので、本の中でも幸せになってくれるとうれしいんですよね。

前作では友達以上?なの?と疑問符がいっぱいつきそうな関係だった弓田君とも関係に変化があり、そちらも一息ついたのかなといったところです。三作目がいつの間にか出ているとうれしいんですが。

やってられない月曜日

柴田 よしきさんの短編連作です。主人公はコネ入社で大手出版社に就職し、経理で働いているんですが、趣味が住宅模型を作ること。そこそこ仕事はできるんですが、コネ入社ということでいわれのない陰口を叩かれることも多く、ちょっとひねているようです。

曜日にからめながら会社の中で起きるちょっとした問題を解決したり、人間関係の中で生まれる気持ちのもつれなんかを紐解くような話なんですが、話が進むにつれて前半の時よりも主人公が成長しているなっていうのが感じられる話でした。どこがと言われると表現しにくいんですが、角が取れたような印象を受けるというのが一番だと思います。最初のうちはあまり好きになれない感じだったので。

趣味の住宅模型も途中から会社のビル(内部を含めて)を全部、模型で作ることを始めるんですが、ライフワークの域に来るような話でびっくりしました。中学生くらいの時に一度、やってみたことがあるんですが、外側だけでも細かくて、挫折した覚えがあるんですよね。それを考えるとすごいの一言です。

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