読書記録

山本一力さんの小説にはまっています

最近、本について書いてなかったんですが、なんだかんだで読んでいます。

その中でも時代小説にはまっていて、特に山本一力さんがお気に入りheart04

たまーにラストがえっ、これかいsweat02と思うこともありますが、それは私の好みじゃないというだけなので、仕方がないですよね。

 

冊数がかなり出ているようなので、全部を読み切るにはかなり時間がかかりそうですが、「銀しゃり」が一番好きです。

他にも何冊かいいなーと思ったのがあるんですが、タイトルまでしっかりと覚えていて、すぐに出てくるのはこれだけかな。

押し寿司職人の話でしたが、ラストのどんでん返しが軽妙で良かったです。

 

私の中で時代小説というと池波正太郎さんが書かれているような小説が思い浮かぶため、あまり好きではありませんでした。

山本さんの小説は江戸時代の職人さんや奉公人などに焦点があたっているので、まったく違う内容。

これだったらおもしろそうと読み始めたら、ずっぽりはまってしまいました。

 

今日、初めて読んだ宇江佐真理さんの「玄冶店の女」も三人の女性のそれぞれの生きざまが生き生きと描かれていた所が気に入り、他の本も借りてみたいなと思っている所です。

以前よりいろんなジャンルの本を読むようになり、知識も幅広くなりそうな感じがするんですが、実生活ではあまり役に立たないのかなー。

食堂かたつむり  小川 糸著作

かなり久しぶりの読書記録ですcoldsweats01

最近、本を読んでなかったので、読み始めると一気に読書熱がupます。

 

柴咲コウさん主演で映画化されたこの本ですが、私はSさんからの紹介で知りました。

Sさんは料理に関する本も好きとのことで、私も何冊か貸しています。

紹介だけされて、最初は本屋で時間つぶしのために立ち読みしたんですが、途中で時間が来てしまいタイムアップclock

図書室で予約した話をしたら、持っているので貸してくれるという話になりました。

 

この話、最初から突拍子がなく、恋人のインド人が家財道具やへそくりなどの全てを持って失踪(夜逃げ?)。

実家に戻ろうとしている時に声が出ないことに気づき、母親が貯めているへそくりを持ち出そうとして母親に泥棒扱いされるなど、どうなっていくんだろうと思いきや、途中はわりと落ち着いた感じ。

いろんなお客様が来る中で、倫子の料理人としての考え方にも変化があり、そのあたりも読んでいて考えさせられる内容が多いです。

当たり前のことだけど忘れがちな、生きるということは他の動物の命をいただいているということ。

そのことを久しぶりに思い出させてもらい、食材を無駄にしないような買い物を心がけなきゃと思わせてもらいましたflair

食材を無駄にしないことは節約にもつながりますしねbleah

ギフト (日明 恩著作)

警官シリーズと少しリンクしているお話で、主人公は元警官と死者の姿が見える高校生です。

元警官の方は死者は見えませんが、高校生の体に触れると見たり、会話したりもできます。

その死者が心残りにしていることを解決することで成仏に導くというのが基本コンセプトなんですが、この言葉だけでは書き表わせない、重たい内容も含まれていますが、いいお話が多かったです。

友達のkaoriと言っていた日明さんの不消化なラストというのが今回は全くなく、いい感じのラストでした(好き嫌いはあると思いますが)。

 

元警官なので、犯人を突き止めてどうこうするという内容ではないので、推理小説とも違うし、人情ものというわけでもない、分類が難しい感じではありますね。

kaoriはこれが好きと言っていましたが、私も同感です。

鎮火報もわりと好きな方ではあるんですが、不消化なラストだけが気になるんですよね。

でもきっと、日明さんにとってはそうではないのかもしれないので、一読者としては好き嫌いぐらいに留めておこうと思います。

恋せども、愛せども (唯川 恵著作)

三世代、それぞれの恋愛を絡めながら、娘二人の交互の視点で、それぞれの生き方や恋愛についての物語でした。

三世代といってもまったく血がつながっていない4人。

それでも家族のきずなが強く、こんな家族はなかなかいないぞというのがすごいですね。

 

祖母、母の結婚の宣言から始まり、理々子、雪緒の恋愛や仕事、出生の秘密など、かなり盛りだくさんの内容で、最後まで一気に読みましたが、ラストは意外な感じ。

でも、この話の中ではありだなと思わせてくれる内容だったので、家族全員が幸せになれるといいなーと思って読了しました。

 

私の唯川さんのイメージはコバルト文庫で止まっていたので、久しぶりに読むと今までとは違うなーと思いました。

私自身が変わっているんだから、唯川さんも変わりますよね。

 

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そして、警官は奔る (日明 恩著作)

前作、「それでも警官は微笑う」に続く、シリーズ二作目です。

友達のkaoriが先にこれを読んで、いまいちとの評価だったんですが、私としては前作よりもすっきりした終わりになって、読後感が良くなっていました。

主人公の武本の影が薄く、なんとなく潮崎がメインのような雰囲気もありまたしたが、潮崎のキャラクターが好きなので、頑張れとエールを贈りつつ、読んでいた気がします。

 

前回に引き続き、警察の縦社会のことが書かれていましたが、このあたりはどの警察小説を読んでも書かれているので、的外れではないんでしょうね。

仕事の内容が犯罪を取り締まるものだというだけで、職業としてえらいわけではないので、犯人逮捕に協力するのが当然という姿勢だけはやめてほしいよなーと読みながら思ったものです。

32歳 ガン漂流Evolution (奥山 貴宏著作)

31歳の時に肺がんが見つかり、余命2年と宣告された筆者が、HPとブログで書いていた闘病記をまとめたものです。

他に「31歳 ガン漂流」、最後の本になる「33歳 ガン漂流 Last exit」があります。

ご本人が書いている通り、闘病の内容や大変さ、感情などがそぎ落とされた形なので、こちらがどのように感じるかで変わってくる内容です。

私自身、手術後に悪性腫瘍だったことを告げられ、ガンが体内にあったことを経験しているだけに人事とは思えずに読んでいました。

私の場合は手術をし、術後の経過もよく、今にいたっていますが、余命の宣告があるようなものだったらどうだったんだろうとこの本を読んで考えさせられました。

 

最後まで文章を書き続ける精神力からも、自分が生きた証しを残したいという気持ちが伝わってくるので、病状の大変さが書かれていなくても、逆にその大変さを想像してしまいました。

最後まで闘い続け、自分らしく過ごそうとされた奥山さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

雨にも負けず粗茶一服 (松村 栄子著作)

流派としては小さいながらも茶道の家元の長男として生まれた遊馬(あすま)。

家元になるためのレールを嫌って、家出をするんですが、その先が茶道とは縁が深い京都。

家出先として落ち着いた畳屋さんには茶道の師匠をしている志乃を筆頭に、まわりには茶道をたしなむ人だらけ。

茶道の家元の生まれだということを最初は隠しているんですが、門前の小僧の習いどおり、無意識の動作で言わずともバレバレという状態。

周りの人に引っ張られ、振り回されているうちになんとなくだけど自分の行く方向を決めるという感じの内容でした。

 

最終的にはおさまる所におさまるんですが、その過程における遊馬の考え方の安易さには、途中で何度、読むのをやめようかと思ったことか。

架空の人物にイライラしてしまいましたcoldsweats01

それでも脇役が個性的で、いろいろとおもしろかったので、最後まで何とか読み終えたんですが、最後の詩ですごく救われました。

宮沢賢治の「アメにもマケズ」をもじったものなんですが、すごく好きな感じなので引用させてもらいます。

 

雨にもまけず 

風にもまけず

雪にも夏の暑さにもまけぬ

丈夫な茶杓をもち

釜ひとつあれば欲はなく

自慢もせず

いつも静かに茶筅を振っている

一日に粗茶一服と

干菓子と少しの饅頭を食べ

師の教えを

だって違うだろうと言わずに

よく見聞きしわかり

そして忘れず

野原の松の林の蔭の

小さな萱ぶきの小間にいて

東に茶会あれば、

行って下足を取り

西にボテ箱運ぶ人あれば、

行ってその荷を負い

南に点前に緊張する人あれば、

行ってこわがらなくてもいいといい

北にイジメや嫌がらせがあれば、

つまらないからやめろといい

日照りのときは灰のアクを抜き

寒さの冬は藪で竹を伐り

みんなに変人と呼ばれ

疎まれても

おもねらず

ひとたび正客となれば趣向を盛り上げ

次客となれば聞き上手となり

詰めとなれば気がよく働き

亭主となれば命を賭して誠を尽くす

そういう茶人に

わたしは

なりたい

 

これは遊馬が書いたものとして作中では書かれています。

私はこの詩を読んで、伝統芸能から若者が離れていく理由を感じたような気がします。

気軽に、日常的なところからなじみ、その中で少しずつランクを上げていく中で、「道」がつくものに関わっていくなら入りやすいと思うんですが、最初から「道」のつくものをやろうとすると堅苦しいし、とっつきにくいですよね。

私自身、日本茶自体を飲まないので。

茶道を例に挙げると、こうしなきゃとかこういうことを知っていないとできないという雰囲気から入るより、もう少し身近な、美味しいとか心休まるなどの理由から入ることができるとなじむような気がするんですが、どうなんでしょうね。

ただ本を読んで、久しぶりにお抹茶を飲みたくなったのと、京都にある都路里(つじり)という茶寮で、抹茶パフェを食べたくなりました。

高校生の時に食べて以来、20年ほど食べていないんですが、すっごく美味しかったので、ぜひまたと思っています。

新参者 (東野 圭吾著作)

友達から勧められて読んだんですが、久しぶりに新しい形の推理小説を読めて、楽しかったです。

マンションで一人暮らしの女性が絞殺され、その真相究明に刑事の加賀 恭一郎が挑むというもので、この刑事さんはシリーズ物のようです。

新参者のタイトル通り、加賀刑事は日本橋署に赴任したばかり。

聞き込み中もそれを枕詞にしながら、世間話をしつつ、いろんな情報を仕入れて、それをつなぎ合わせることで解決していくという感じでした。

章ごとにメインの人物が変わり、その人に関係している、一見事件には無関係に見えるちょっとした事の謎を解きながら、最終的には核心を突くという流れが良かったです。

 

前半は外堀なので、かなり被害者のことがほとんど出て来ないところも斬新でした。

普通なら家族や友達からクローズアップされて、どんどん範囲が広がるのに、狭めていく方法というのは新鮮でおもしろかったです。

最新作から読んだので、今度は古い方から読んでいくために、図書館に予約もしましたscissors

今週の日曜日は予定がない休みなので、久しぶりに読書日にしようかなと思います。

 

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鎮火報 (日明 恩著作)

消防士 雄大の一作目です。

先に二作目を読んでいたので、不消化な部分がつながって、すっきりするのかなと期待していたんですが、ちょっと違うようです。

kaoriも同じ事を感じたようで、日明さんはシリーズ物につながりを重要視しないタイプなのかも。

 

一作目でも語られていない、二作目でも結局謎のままということも多いし、この展開の間にあったことが知りたいと思った内容も語られていないまま。

でも、話としてはおもしろいという、今までに読んだ事がない人であることは間違いありませんcatface

 

人権問題にからめて、雄大の消防士としての成長を感じる、おもしろい内容ではありますので、ぜひ一読をお勧めします。

それでも、警官は微笑う (日明 恩著作)

日明さんの記念すべき、デビュー作です。

最初に読んだのが最近の本なので、どう変わっているのかなーと思ったんですが、基本路線は変わらないような気がします。

警察官と消防士じゃ、立場とかも違うんで、比較してもという感じもありますけどね。

 

ただ、今までに読んだ刑事ものの中にこういう感じのものはなかったので、新鮮で良かったです。

凸凹コンビと称されていた武本、潮崎の両名とも、キャラクターが本当におもしろいし、脇役の上司や麻薬取締官なんかもいい味を出していました。

 

難を言えば、不消化感が残るラストが気になるんですが、それは日明さんの特徴でもあるのかな。消防士のシリーズでもそう感じたので。

私にとってその不消化感も魅力になるほど、日明さんにはまっているのが自分でも不思議です。

今までそういう話は好きじゃなかったのにと思うんですがcoldsweats01

 

潮崎が古今東西のミステリー好きという設定で、探偵や刑事の名前が出てくるのもおもしろさの理由の一つ。

その中の名前を見て、久しぶりに読み返したくなったのが胡桃沢耕史さんの小説。

東大法学部卒の岩崎白昼夢(さだむ)が主人公の話です。

とんでもなく破天荒なんですが、そこを頭の良さでカバーしているような人かな。

古本屋で探して、買ってみようかなと思っています。

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